今年もこと座流星群の時期が近づいてきましたね。
今春の訪れを優しく告げる4月の夜空に、今年も美しい流れ星の群れがやってきます。それが「こと座流星群」です。
毎年4月中旬から下旬にかけて活動するこの流星群は、2026年は月明かりの影響がほとんどなく、関東地方でも比較的見やすい好条件が期待できます。しし座流星群などと比べると名前がマイナーかもしれませんが、タイミングよく天候にも恵まれると素敵な流星群が観測できます。
流星は、こと座とヘルクレス座の境目あたりから放射状に広がるように流れます。明るい1等星・ベガを目印に探すとわかりやすく、一点をじっと見つめるのではなく、空全体をゆったりと見渡すのが観測のコツです。時には、夜空を明るく照らす印象的な火球(明るい流れ星)に出会えるかもしれません。
この記事では、関東にお住まいの皆さんが安心して楽しめるよう、見える方角やピークの時間帯、おすすめの穴場スポット、関連するイベント情報まで、わかりやすくまとめました。 初めての方も、家族や大切な人と一緒にも、きっと心に残る素敵な夜になるはずです。
この記事で、2026年のこと座流星群が楽しめるように願いを込めて、まとめていきたいと思います。
こと座流星群2026見える方角は?
こと座流星群2026見える方角は、まずは東の空を探してください。
今年のこと座流星群は2026年4月14日から30日頃まで活動します。
流星の放射点(流れ星が放射状に飛び出す起点)は、こと座とヘルクレス座の境界付近に位置し、明るい1等星ベガの近くにあります。
関東地方では、4月22日22時頃に東の空に放射点が昇り始め、深夜から明け方にかけて高度が高くなります。ベガは夏の大三角の一角として知られる明るい星ですので、まずは東の空を探してベガを見つけると方角の目安になります。
ただし、流星は放射点を中心に四方八方へ流れるため、一点を見つめずに空全体を広く見渡すのがポイントです。東から天頂方向を中心に、北東や南東も含めて視野を広く保ちましょう。
関東の都市部では街明かりの影響を受けやすいため、なるべく開けた場所や標高の高いスポットを選ぶと、放射点がより高く見え、流星の軌跡を長く捉えやすくなります。
双眼鏡やカメラを構える場合も、放射点付近ではなく周囲の空を狙うと効果的です。
春の澄んだ夜空に、ベガを目印にゆったりと空を見上げてみてください。
放射点が昇る22時以降、特に23日の未明がおすすめの時間帯です。
こと座流星群2026ピークと見える時間
こと座流星群2026のピーク(極大)は、4月23日午前5時頃と予想されています(国立天文台などによる予測)。
日本時間では極大時刻が薄明が始まる頃に近いため、実際の見頃は4月22日深夜から23日明け方にかけてとなります。
流星は22日22時頃から見え始めますが、この時間帯は西の空に月(上弦前の細い月)が残っており、月明かりの影響を受けます。23日0時頃に月が沈むため、そこから条件が大幅に向上します。最も流星が多く期待できるのは23日3時頃で、空の暗い場所では1時間あたり約10個、条件が良ければ15個程度が見込まれます。ZHR(天頂換算出現数)は18個程度と予測され、明るい火球(特に印象的な流れ星)が出やすいのも特徴です。
関東地方(東京基準)では、22日深夜0時以降~23日午前4時頃までが最適です。
放射点が高く昇り、月明かりがほとんどない暗い空で観測可能です。
活動期間は4月14~30日と長めですが、ピーク前後は流星数が急激に減るため、22~23日の夜に集中して観測をおすすめします。
万一雲が出ても、短時間でも晴れ間を狙えば十分楽しめます。春の夜空に輝く流星を、ゆったりと観察する絶好の機会です。
観測のピークが平日ですが、お時間がある方は観測スポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
こと座流星群2026穴場スポット
関東地方で2026年のこと座流星群を快適に観測するなら、光害が少なく空が広く開けた穴場スポットがおすすめです。
丹沢湖(神奈川県)
まず神奈川県の丹沢湖。丹沢山脈の山中にあり、標高も高めで周囲の街明かりが届きにくいため、流星群観測に最適な場所です。
湖畔のキャンプ場を利用すれば、夜通し観測も可能です。キャンプをしなくても、観測は可能です。
車でのアクセスが便利で、無料駐車場もあります。
ダム広場公園や丹沢湖無料駐車場からもよく見えます。4月でも夜は寒いので防寒対策していってみてくださいね。
奥多摩湖(東京都)
東京都の奥多摩湖。都心から約2時間と近く、湖面が開けていて放射点の昇る東の空がよく見えます。標高が高いため空気が澄み、春の星空が美しく広がります。
おすすめ観測場所(駐車場)は2つ。①大麦代(おおむぎだい)駐車場: 約100台収容。24時間開放されており、星空観察の拠点として最適です。②奥多摩湖ダムサイトパーキング: 約150台収容。周囲に明かりがなく、静かな環境となっています。
大麦代の方が駐車場が24時間開放なので、なにかと便利ですよね。流星群が始まるまで車待機もしやすいです。
トイレはふれあい館周辺や駐車場にあります。
戦場ヶ原(栃木県)
標高約1,400mの高原で、湿原が広がる開放的な空が魅力な場所です。光害が極めて少なく、流星が長く尾を引く様子を堪能できます。駐車場完備で初心者にも安心。
- 戦場ヶ原展望台(三本松園地エリア) 最もおすすめのポイントです。湿原が広がる開放的な視界で、東から北にかけて空が広く見渡せます。標高約1,400m、光害が極めて少なく、頭上に満天の星が広がる様子は「アニメの中のよう」と評されるほど美しいです。 駐車場から徒歩約2分で展望台に到着するので、荷物が多い場合も便利。放射点が高い位置に来る流星群観測に適しています。
- 赤沼駐車場エリア 三本松より少し手前(国道120号から少し入った場所)。視界が開けていて、星空観測にも利用可能です。ただし、冬季(12月上旬~4月中旬頃)は一部閉鎖や利用制限がある場合がありますので注意。
注意点は、3つあります。
①寒さ対策が必須となります。標高1,400mのため、4月でも夜間は0℃近くまで下がる日があります。防寒着(ダウンジャケット・カイロ・ホットドリンク)、レジャーシート、ヘッドライトを忘れずに。長時間同じ姿勢でいると体が冷えやすいので、動きやすい服装を。
②夜はシカや小動物の野生動物が出没することがあります。車から降りる際は周囲に注意してください。
大丈夫だとは思いますが、今年は熊の出没も多かったのでご注意ください。
③人気スポットなので、混雑する可能性があります。流星群のピーク日は早めに到着をするとよいかもしれません。初心者や家族連れも多いようです。
赤城山(群馬県)
ここでは栃木のスポット2つご紹介します。
赤城山(大沼周辺)は光害が少ない山岳エリアで人気です。
赤城山は関東有数の天体観測地です。最も有名なのは標高1,400m超に位置する「新坂平駐車場(白樺牧場前)」で、視界が広く空気が澄んでいるため、流星群の時期には多くのファンが集まります。また、湖畔で水面への映り込みも楽しめる「大沼・おのこ駐車場」や、さらに静かな環境を求めるなら「小沼駐車場」も人気です。いずれも駐車場が観測場所に直結しているため、車のそばで椅子を出して鑑賞できるのが利点です。
大沼・おのこ駐車場
豆知識 赤城山は山頂付近まで舗装路が整備されていますが、流星群の夜は県道4号(赤城道路)が混雑することがあります。また、標高が高いため、下界が夏日でも夜間は10°C以下、冬場は氷点下10°Cを下回ることも珍しくありません。エンジンを切っての鑑賞がマナーですので、真夏でもダウンジャケット、冬は極寒地仕様の完全防寒が必須です。野生のシカとの遭遇率も高いため、運転には十分注意してください。
ぐんま天文台周辺(群馬県)
ぐんま天文台周辺の広場も、施設の協力で安心して観測できるスポットです。
「ぐんま天文台」は高山村にあり、光害を抑えるための条例があるため星空の質が非常に高いのが特徴です。流星群の極大夜には「観察会」として深夜開放されることがあります。駐車場は約100台分(無料)ありますが、天文台本館までは約600m、標高差60mの遊歩道を10〜15分ほど歩く必要があります。
館内の「観測広場」は寝転んで空を見上げられるよう整備されており、肉眼での流星観測に最適です。
豆知識 天文台の駐車場が離れているのは、車のヘッドライトの光が観測を妨げないようにするためです。通常、閉館後(深夜)は駐車場を含む敷地内への立ち入りが禁止されていますが、主要な流星群の時期には特別イベントが開催されます。望遠鏡は視野が狭いため流星群向きではありませんが、イベント時は大型望遠鏡で他の天体を見せてもらえることもあります。事前に公式サイトで「夜間特別開放」の有無を確認するのが賢明です
今回こと座流星群に伴ってのイベントは予定されていないです。
秩父奥地(埼玉県)
埼玉県の秩父奥地も光害の少ない山岳エリアとして人気です。
秩父奥地の流星群観測スポットとして特におすすめなのは、滝沢ダム(奥秩父もみじ湖)と栃本広場です。
滝沢ダムは秩父市大滝に位置し、ダム湖畔から星空を眺められる初心者・家族連れ向けのスポット。湖面に星が映る美しい夜景が魅力で、周囲の街灯が少なく空が暗いのがポイントです。広い無料駐車場があり、夜間も利用可能で車からそのまま観測しやすいのが便利です。
もう一つの穴場である栃本広場は、山の中の静かな広場で光害が少なく、満天の星空が楽しめます。無料駐車場があり、新月期や流星群の夜は混雑することもありますが、開放感のある視界が魅力。アクセスはやや山道になるため、運転には注意が必要です。
〒369-1998 埼玉県秩父市大滝栃本地内
その他、秩父ミューズパークの展望台エリアも星空観測に人気で、複数の無料駐車場(展望台に近いP10など)が整備されています。公衆トイレが近くにあり、設備面で安心。奥秩父全体では標高が高い場所ほど空気が澄み、こと座流星群のような春の観測にも向いています。
そして、夜間の山道はガードレールがない箇所もあり、慎重な運転をお願いします。また、山なので熊出没の恐れがあるエリアでは鈴やライトを準備しましょう。防寒着は必須です。
やはり光害の少ない場所=都会の喧騒を離れる、イメージですね。
ほかの場所でも流星を見るスポットはたくさんあるかと思います。深夜や明け方の観測になるので、観測の準備だけでなく、安全な地域や場所なのかも確認してください。
まとめ
2026年のこと座流星群は、月明かりの影響が少なく、関東地方でも良好な観測条件が期待できます。
見える方角は東の空を中心に空全体、ピークは4月23日未明(22日深夜~23日明け方)が狙い目で、1時間に10~15個程度の流星が楽しめそうです。
丹沢湖、奥多摩湖、戦場ヶ原などの穴場スポットで、ベガを目印にゆったり観測すれば、春の夜空に輝く流星の美しさを満喫できるでしょう。寒さ対策と安全第一で臨んでください。
流星群は「願い事を叶える」ロマンチックな天文イベント。晴れた夜に空を見上げ、素敵な思い出を作ってください。ご家族や友人と一緒に、2026年の春の夜空をどうぞお楽しみください。

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